会社を経営するうえで知っておくべき「税務」。
しかし、税務の意味を理解しておらず、ミスやトラブルを引き起こしてしまう企業が多くあります。
そこで今回は、税務とは何なのか、また税務と
会計の違いについて解説していきます。
▼税務とは
税務とは、課税所得を計算するための手続きです。
法人税の申告書を作成し、会社がどのくらいの税金を納めるべきか算出します。
会計上利益となる部分は「所得」と表し、課税対象となる収益を「益金」、費用を「損金」と呼びます。
所得は「益金-損金」で算出することができます。
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会計とは
会計とは、会社の利益を計算するための手続きです。
財務諸表と決算書を作成し、経営成績や経営状況を明らかにします。
利益は、「収益-費用」で算出することができます。
▼税務と
会計の違い
■目的
税務は、会社が納めるべき税金を計算する目的で行われます。
一方、
会計は会社の利益を計算する目的で行います。
このようにそもそも目的が違うので、同じものとして考えると食い違いが起こってしまうでしょう。
■該当する項目
税務の所得と
会計の利益は算出方法が似ていますが、「所得と利益」「益金と収益」「損金と損失」の項目が同じとは限りません。
税務に含まれていて
会計に含まれていない内容もあるので、計算する際は注意が必要です。
▼まとめ
税務とは、会社が納めるべき税金を計算する手続きです。
税務と
会計は目的や該当する項目が違うので、混同しないように注意しましょう。
税務に関してお悩みの方は、ぜひ一度ご
相談ください。